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2021.9.28

本社

私の夢

お久しぶりです(^^)/
やり投げの佐藤友佳です!

6月の日本選手権では肘の状態も回復せず敗北に終わり、、
東京オリンピック出場の夢に、ほんの一歩、、、届きませんでした。


この数か月はいろいろなことを考えながら過ごしました。


思えば東京オリンピックが日本で開催されることが決定したとき、
「人生のうちに東京オリンピックが開催されるだなんて!!
しかも年齢的にも出場を狙える!!絶対にオリンピックに出場してやる!」

そんなことを強く思って、日々、やりを遠くに投げるためには
どうすればいいかを考えながら生活していました。

2020東京オリンピックが決定した翌年の
大学2年生の時に日本学生記録を更新しました。

(↓大学生の頃の写真)

20210928_1 .jpg


しかし、その後右肘を怪我してしまい手術をしました。
そのまま大学では記録を伸ばすことができず、大学を卒業しました。

記録が低迷していたこともあり
やり投げ選手としての就職先も見つからず、働きながら競技を続けました。

卒業後は小学校のスクールサポーターとして2年間、
幼稚園の先生として1年間働きました。
(↓幼稚園で働いていた頃の写真)

20210928_2.jpg



この期間は本当に大変でした。
働きながら十分な練習時間も確保することが出来ず、
また遠征費や練習着やスパイク等にかかる費用、、

金銭面のやりくりも大変で、もう引退すべきかなと考えたこともたくさんありました。


ただそんな中、職場の子ども達から
たくさんのエネルギーと元気をもらいました。

そしてなにより子どもたちの成長する姿や
失敗しても何度も挑戦する姿にたくさん刺激をもらいました。



社会人3年目、なんとかオリンピック強化選手に
復活することが出来ました。


2018年
オリンピック強化選手が利用できるアスナビを利用し
ニコニコのりにアスリートとして採用が決まり、
ニコニコのりの一員として
やり投げアスリートとして活動させていただくことになりました。


2019年には7年ぶりにベスト記録を更新し
念願の60mを超えることができ、初の世界選手権への出場も果たしました。



そして迎えた2020年、

コロナウイルスによりオリンピック延期。

一気に喪失感というか、、、
やる気がなくなってしまったというか、、、
自粛生活で、練習もまともにできず、やりを投げることすら
出来ない環境で不安もたくさんありました。

ただせっかくのおうち時間、
自分を客観的にみて競技スタイルを見直そうと
食生活の改善や自分の競技動画をみてフォームの改善策を考えたり、、
と徹底して「今できること」を行いました。

そして2020年10月の日本選手権
初の日本一のタイトルを取ることが出来ました。


2021年4月。

いよいよオリンピックシーズン開幕。
万全の調整を行い、迎えたグランプリシリーズ初戦は雨の中、
自己のセカンド記録で優勝!
オリンピック出場は問題ない、オリンピックで入賞を果たすことを考えていました。

しかし、2021年5月。右肘怪我。

20210928_3.jpg


2021年6月。肘の怪我も治ることなく迎えた日本選手権





もちろん結果を残すことは出来ず、
東京オリンピック出場の夢は消えました。



長くなりましたが、人生はいいときも悪いときもあります。
私だけでなく誰でもそうだと思います。


「ただ、悔しい思いをするというのも目標に向かって頑張っていた証であるし、
失敗したということは挑戦していた証である。」

と思うようにして、反省も大事ですが、
次自分に必要なものは何か、次の目標は何か。
常に後ろではなく前に目を向けることの必要性をとても感じます。


そして、今回、目標にしていた東京オリンピックを逃してしまい、
本当に悔しい思いをしました。

そんな時、落ち込んでいた私に
たくさんの励ましの声をかけていただきました。

支えてくれた家族や友人、会社のメンバーや一緒に過ごした子どもたち、
練習メンバーや応援してくださるたくさんの方々があっての
「私の競技人生」だと、感謝の気持ちは
決して当たり前になってはならないなと感じました。


この失敗を無駄にするのではなく、この経験を糧に
3年後のパリオリンピックでは
入賞を目標に頑張りたいと思います。

そして、コロナ感染拡大による制限のかかった生活は続くようですが
息抜きしながら頑張りましょう!

20210928_4.jpg


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